各地域のミニ集会でいただいたご意見やご要望の回答集を作成しました。
こちらの内容も基本政策集と合わせて御覧ください。
ミニ集会質問につて(回答集)
①「子育て・教育」について
Q1 給食について、無償化も含めてどう考えているのか教えてほしい。
A1 もし、給食費を無償化するとしたら、国のサポートと十分な財源の確保が必要と考えます。
現在、ご家庭に負担いただいている給食費は食材費のみ(給食に係る全体経費の約半分)です。さらに、生活が苦しいご家庭は、就学援助として既に給食は無償としております。給食費は納めていただけるご家庭には可能な限り納めていただき、安心安全な食材確保と伝統の自校給食を維持することを優先したいと考えております。
なお、食材費が高騰していますが、物価高騰相当分を市で負担することで、子育て家庭への負担増とならないよう、現行の給食費の維持に努めていきます。
Q2 自校給食を大事にして欲しい。有償でも良いので大切にして欲しい。そしてそれを若い人にも知って欲しい。
A2 小諸市が誇る自校給食を堅持し、食育と連携した美味しい給食、作り手の姿が身近に感じられる給食を今後も継続します。
小諸市では、昭和28年から現在まで学校ごとの単独給食調理室にこだわり、各学校に一人づつ栄養士を配置すると共に、特色ある直営の自校給食をすべての小中学校で行っています。また、地元契約農家から無農薬・低農薬の野菜や米を納入いただき、食の安心安全を確保していきます。
Q3 美南ガ丘小学校や坂の上小学校が懐古園の歴史を学んでいるという記事を見た、子どもたちが小諸の歴史を学ぶのは良いことだと思う。ただ、そういった小諸の歴史を知ることのできる施設の共同博物館が閉館してしまった。学校以外でも学べる場所を考えてほしい。
A3 旧郷土博物館で収蔵している郷土資料などを遊休の公共施設に移転し、展示・管理・研究するなど、子どもたちの郷土愛を育む場を創設して参ります。
Q4 TVで流山市の事業を見た、規模も大きい市で小諸市と比べられないかもしれないが、子育てしやすい街として全国でも注目されている。保育士にも手当や住宅の補助を出している。税収が違うので全部は無理でも、良い取り組みを取り込んで欲しい。
A4 正規保育士職員の計画的な増員採用や会計年度任用職員保育士への処遇改善と併せて、働きやすい職場環境づくりにも取り組んで参ります。
Q5 東小学校区域に子どもたちが遊べる場所がない。中学生になると東小学校で遊ぶ事もできない。学校を地域の子どもたちに開放するか、遊ぶ場所を作って欲しい。
A5 地域の公民館の利用など、地域総ぐるみでこどもを育む取り組みが必要と考えます。
また、児童に健全な遊びの場を提供するための施設として児童館が、小学校低学年の児童で、放課後、保護者が就労等により保育できない場合に保護者に代わり健全な育成を図るための施設として児童クラブがあります。さらに、学校の体育館や校庭は社会体育で開放している日もあります。こういった施設の地域利用について、さらに活用出来るように検討をしていきます。
Q6 給食費に関しては不登校で年数回の登校でも1年分の支払いが発生している。登校日数に併せた請求など、柔軟な対応をして欲しい。
A6 不登校児にも、給食の楽しみの機会を残しつつ、柔軟な対応を検討していきます。
現状では、保護者から事前に給食停止届の提出をいただいたうえで、土日を除き実質7日以上欠席した場合に返金対象としています。
Q7 小諸市にも、子どもたちの支援を行っている小さな団体がいくつかあるが、小諸市が団体の取りまとめや、広報、横のつながりを作る活動など、柔軟な対応をしてほしい。地域の規制や、条件のハードルが高いのが現状となっている。こういった小さな活動を応援することが、支援の裾野を広げることにつながると思う。A7 訪問支援・こどもの居場所支援・親子関係の構築に向けた支援などは、地域の福祉関係者・NPOの皆さんと連携して実施することが必要であり、地域の資源を大切にし、関係者の皆さんと思いを共有しながら事業を構築して参ります。
Q8 軽度発達障害の居場所がない。特に小諸市には選択肢がなさすぎる。子どもとの相性もあるので、大きな施設が一個あるよりも、色々な地域に複数あり選択肢があることが重要で、子どもと相性がいいところを選べる様にして欲しい。
A8 市としても支援を行う団体や場所に関する情報発信に注力していきます。
また、心身に障がいがあることによる特別な支援を必要とする幼児、児童生徒の適切な教育支援を行うため、小諸市教育支援委員会を設置し、各種相談に応じています。この相談窓口の活用についても検討をしていきます。
Q9 小諸市子どもセンターをうったっている「こもロッジ」も、なかなか融通が利かない。すぐに「市の許可がないと出来ない」と言われてしまう。専門職をしっかり配置して、きちんとしたサポートが出来る施設にして欲しい。
A9 小諸市の子育て支援の拠点施設として、子育てに関する悩みごとや困ったことの相談窓口としての機能を充実させていきます。
Q10 市で不登校の子どもたちが集まれる場所や子どもが息抜きできる場所を、色々なところに作って欲しい。他の地域にはもう少し選択肢がある。小諸市にはほとんどそういう場所がない。多くの児童が受け入れられる施設が一個あるよりも、いろいろな選択肢の中から相性や自分で行ける場所を選べることがとても重要だと思う。
A10 小諸市として、不登校の子どもたちが集まれる居場所作りにも、力を入れて行きます。
現状としては、各中学校に中間教室を設置しているほか、市内小中学生から18歳までの不登校児童生徒を受け入れる小諸市教育支援センターがあります。センターでは、不登校問題をはじめとする悩み事の面接・電話相談も行っています。また、小諸市ひまわり園では、児童発達支援なども行っています。
Q11 支援員がクラスをまたいで動こうとしても、特別支援コーディネーターの先生が指示を出さない限り動けない。この仕組みが上手く出来ている学校は、校長・教頭先生の指示が特別支援コーディネーターの先生にスムーズに伝わり、上手く連動して動ける。上手く行っていない学校も多く、この仕組みをしっかり作ってほしい。学校の格差を無くすという意味では、小諸市と学校の連携もしっかり取ってほしい。
A11 小諸市と学校とが連携を取り、学校生活支援員の活用にも力を入れて行きます。
現状、心身に障がいのある児童生徒や登校しぶり・不登校の児童生徒など、学校生活に特別な支援を必要とする児童生徒を支援するため、市内小中学校に学校生活支援員を配置しています。また、年度当初に校長会を通じて役割などを説明したうえで、統一的な運用をお願いしていきます。
Q12 いじめが原因で不登校になり、学校を転校したいと相談してみたが、そこに住所がなければ転校は認められない、「おばあちゃんの家でもいいのでどこかに有りませんか?」と言われた。一人認めたら他も認めなければならないという理由もわかるが、子ども優先の考えで対応してもらいたい。また、学校や小諸市にも無理を言っていると思われると、それ以上なにも相談できなくなってしまう。
A12 いじめや不登校の問題について、真剣に取り組みを行っていきます。
なお、指定校変更及び区域外就学については、転居・転居予定・疾病障がい・共働き家庭・兄弟関係などの一般的事由のほか、いじめ等の教育的見地や災害事情等についても許可できる場合があります。
Q13 小諸市はこれだけ不登校の子どもが居たのに、これだけの改革を行い、これだけ改善したと結果を自慢できる市になって欲しい。「困った人を絶対に助ける市」となったら良いと思う。
A13 スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカー・不登校支援講師の配置、教育支援センターや長野県教育委員会との連携により、個々の不登校児童生徒の状況に応じた支援を継続して実施して参ります。
Q14 小諸市として学校改革を行ってほしい。リーダーが変わると学校が変わってしまうのでは意味がない。小諸市として「こういう学校にしていく」「しっかり支援を行っていく」「こういう見守りを行っていく」、というビジョンをしっかり浸透させて、理解してもらう。たとえリーダーが変わっても、小諸市の学校はどこに行っても良いねと言えるようにして欲しい。
A14 現在、校長会を中心に小諸市の小中一貫教育の理念・手法を共有し、教育を市内8校全体で進めていくための、小諸市小中一貫教育ビジョンの作成を開始しています。関わる人が変わっても一貫して良い教育が実践されるようにします。
Q15 サポートが必要な児童に関しては、幼少期から高校受験まで伴走型の支援を行えれば、安心感があり問題もかなり解決すると思う。親に対して支援な必要な場合と、親には支援は必要ないが環境や外部に支援が必要な場合があるので、どちらも考える必要となる。どちらかと言えば、外部の伴走型の支援が必要な場合が多い。
A15 こども家庭センターを設置し、地域のこども・子育ての支援団体等との連携も強化し、課題を抱える妊産婦やこども、子育て世帯に対し、即応性や機動性に留意した必要な支援を届け、切れ目のない包括的・継続的な支援を実施します。
Q16 学校には「いじめ」「発達障害」「不登校」と言った問題がたくさん有るという前提で、各学校でどの様な良い取り組みを行っているか、子どもとの信頼関係をどの様に築いているのか、市内の学校全体で定期的に報告会を行うなど、小諸市の要望として情報共有の場を作って欲しい。「問題がない学校」は「良い学校」ではなく「問題に気付けない学校」、「問題に対して良い取り組みを行っている学校」が「良い学校」という意識を浸透させて欲しい。
A16 学校に存在する、いじめ、発達障害、不登校といった問題に、真剣に取り組みを行っていきます。
市内小中学校のいじめや不登校等の担当教員による対策委員会を定期的に開催し、情報共有を図るとともに、各校における未然防止等の取り組みを共有しながら、自校での取り組みに活かしていきます。
Q17 部活の地域移行についてどの様に考えているかを教えて欲しい。
A17 小中学生・保護者・教員を対象としたアンケート調査の結果も参考に、関係者で立ち上げる協議会で方針を決定し、県が示す方針に沿って令和8年度末までに休日の部活動地域移行を目指します。
Q18 小諸市でマイクロバス持っているのであれば、部活動の遠征等でそれを借りられないか検討をして欲しい。
A18 部活の地域移行と併せて、対応を検討していきます。
現状は、市バスの使用範囲は公務に限られているため、部活の遠征に貸し出すことは難しい状況です。
②「環境」
Q1 小諸市としてジオパークについてどう取り組むのかお聞きしたい。
A1 ジオパークの目的は、地球科学や地域の自然遺産を保護し、観光や教育、地域振興に役立てることで、これにより、地域経済の活性化や自然環境の保全、教育機会の提供につなげるものと認識しています。したがって、今ある地域資源を最大限に活用したまちづくりという観点からも小諸市としては積極的に推進すべきと考えています。ジオパークの取り組みは、行政のみならず、経済団体、観光振興、自然保護、ふるさと学習、野外活動等に係るさまざまな主体が連携して進める必要があります。さらに、面的な取り組みとなるため、先行している浅間北麓に加え、南麓の全地域の足並みが揃うことも重要と考えます。市内の機運が高まってきている現在、本市の役割として、まずは、南麓自治体の足並みを揃える調整等、環境整備から始めたいと考えています。
Q2 耳取は佐久市と境界になっているため、道路や用水路について佐久市と話しをしないと進まない。国や県と予算をしっかりつけていただき、スムーズに話しを進められる様に小諸市としても連携を取って進めて欲しい。
A2 自治体間でつながる道路や用水路の整備については、相互の連携が必要でありますので、事業実施の際は関係自治体と連携を図り進めたいと考えます。また、国・県からの補助が得られるよう模索してまいります。
③「健康・福祉」
Q1 帯状疱疹ワクチンが高額なので助成して欲しい。
A1 国の厚生科学審議会におきまして、帯状疱疹の発症頻度やワクチン効果の持続性等から、接種に最適な対象年齢と期待される効果、また安全性などの議論が行われ、あわせて、公費負担のある定期接種化に向けて継続的な審議も行われておりますので、国や県の動向を見極め、助成を検討しております。
Q2 コロナワクチンの補助が打ち切られるが今後どうなるのか教えて欲しい。
A2 令和6年4月1日以降特例臨時接種からB類定期接種となり、65歳以上の方及び60歳から64歳で対象となる方(※)には、新型コロナの重症化予防を目的として秋冬に市による定期接種が行われ、費用は原則として一部自己負担が生じる見込みです。
令和6年4月1日以降に定期接種以外で接種を希望される場合、制度上は任意接種として、全額自費で接種を受けていただくことが可能になりますが、ワクチンの流通等詳細は現時点では未定です。
(※)60~64歳で心臓、腎臓又は呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される方、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障がいがあり、日常生活がほとんど不可能な方
Q3 人口減少対策に合わせて、高齢者対策はどの様に考えているのかを教えて欲しい。
A3 人口減少対策は出生数の増加を図るほか、高齢者の健康寿命を延ばすことも大変重要な取組みとなります。このため、健康によい生活習慣を取り入れるなど自身の健康に心がけ高齢者になってからも生きがいをもって社会とつながり、フレイル(虚弱)を予防することが重要な時代になっています。小諸市ではこのフレイル予防については古くから取り組んできたことにより、要介護認定率が低いといわれる長野県の中でも、その(要介護認定率の)低さにおいては、上位に位置しております。また、近年は「がん」を起因する死亡割合が増えており、早期発見が延命率に直結するため、健診費用の助成を行うなど、定期的ながん健診を推奨しております。
④「産業・交流」
Q1 農業については疲弊が見えている。ふるさと納税で桃を使ってもらっているが、評判はどうなのか反応を教えて欲しい。ブロッコリーも頑張っているがそれも評判はどうなのか聞きたい。
A1 ふるさと納税の返礼品で扱っている三岡地区のブランド「浅間水蜜桃」は大変評判が良く、令和4年度は小諸市の返礼品としては、件数、金額とも最上位でした。令和5年度からは、次年度の先行予約やニーズに即して小箱にするなどの工夫をし、ふるさと納税のさらなる増額を図っています。
小諸市産のブロッコリーは県下シェアトップであり、その味や品質は高く評価されてきているところですが、単価が安いことなどにより、現時点では、ふるさと納税の返礼品としてご提供いただける事業者がいないという状況です。今後、他の産品とセットにするなどの工夫により実現したいと考えています。
Q2 若い人が農業を継いでくれるのかは未知数という状況、農協にも指導しながら、計画的な生産や活性化を促せないか検討していただきたい。
A2 大規模経営が可能なエリアは、集積や集約を含め安定経営のための産地維持と、需要に応じた産地拡大、優良農地維持のための生産活動の基盤となる農業用施設の計画的改修等を進め、専業による安定的な農業経営と後継者への着実な移譲を図っていきます。一方、中山間エリアでは、不利な条件でも一定の収益を得られる営農を推進することが、担い手の確保、遊休荒廃農地の減少につながることになると考えていますので、スマート農業の活用や高単収作物栽培について、JAをはじめ関係者と連携して取組みます。また、農地・農村の活性化を図るため、先進的に取り組んできた「農ライフ」の観点によって、帰農を含めた新たな人材の確保も進めます。
Q3 旧北国街道・与良地域の発展は評価できると思う。川辺地区の将来性を考えると、御牧原台地に工場誘致など、何かしないとこの地域が無くなってしまうのでは無いかと心配している。この地域の存在感が無くなってしまっているのではと思っている。この辺りについてはどう考えているのか教えてほしい。
A3 川辺地区内には歴史的遺産の布引観音や氷風穴のほか、あぐりの湯、布引温泉、安藤百福センターなどの施設があり、癒しのエリアとして位置付けられているので、この観点で活性化を図ることが大切ではないかと考えます。
そして、御牧原台地は、その風景、眺望が素晴らしく、点在するため池など独特の空間と自然環境があります。強粘土の土壌は、高品質な米のほか、白いも、りんご、ワイン用ブドウなど、質の高い農産物が生産され、市内でも特徴的な農業が営まれています。
これらを踏まえますと、地域活性化策として企業誘致も現在の地域性と調和がとれる農業系や観光系の施設誘致が考えられます。
Q4 市民が本当に困っている意見を吸い上げてくれているのか不安な部分がある。小諸自体が活性化してはいるが、市民が同じ方向を見ているのかしっかり考えて改革を起こしてほしい。
A4 小諸市は「参加と協働による市民主体のまちづくり」を進めています。このようなことからも、懇談会、説明会、アンケート等、さまざまな機会を設けて市民の皆さまから意見をお聞きし、市政に反映することは大変重要なことと考えています。しばらくコロナ禍により、市長が地域に出向いて直接意見をお聴きする機会を設けられませんでしたが、令和5年度から再開しましたので、今後はこれまで以上に、このような機会を増やしていきたいと考えています。
Q5 三岡地区ではブロッコリーについては力を入れている。色々な経費がかかっているので,単価など色々考えて欲しい。昔の農業は儲けもあったし面白味もあった。今は契約に縛られていてこなしている感じが強い。小諸市のトップセールスとして出来ることをしっかりやって欲しい。
A5 農業資材高騰が続き、より経費が掛かる経営となっていますので、トップセールや農産物の認知度を高めるブランド化を引き続き行い、小諸の農産物の価値を高める取り組みを続けます。
Q6 小さなお店がたくさん増えたが、長く継続してくれるのか心配している。単価が高いお店もあるので、なかなか地域の人が気軽に行けないのではないか、その辺りをどう考えているのか教えてほしい。
A6 新規店舗の出店が増えましたが、この経営を地域内消費のみで賄うことは難しいことから、地域外からの来店者を増やす、つまりは小諸を訪れる人を増やす取り組みをすることが重要だと認識しており、そういった取り組みを進めます。新規店舗の中には、価格帯が少し高いお店もありますが、既にブランド力があり市外の顧客を抱えた事業者であるケースが多いと受け止めており、これら店舗の事業展開が地域内に良い効果をもたらすことに期待しています。こういった店舗の進出は小諸市の商業地としての価値が高まった成果であると捉えています。
⑤「生活基盤整備」
Q1 高齢者のあいのり君の活用について、もっと利用しやすくしてほしい。更に、佐久市との相互乗り入れについても検討して欲しい。
A1 こもろ愛のりくんについては、自宅から目的地を結ぶ予約制相乗りタクシーとして、高齢者を中心に日中の通院や買い物等に利用しやすいような運行を行っております。ご利用者からは、こもろ愛のりくんの運行等について、様々なご意見やご要望をいただいておりますので、それらを踏まえたより利用しやすい運行につなげてまいります。
佐久市との相互乗り入れについては、先ずは、利用ニーズの把握に努めながら、運行の手続き、運行手段、運行方法を検討し、佐久市との協議を進めてまいります。”
Q2 佐久平までの幹線道路が整備される事で、小諸市からもっと佐久平駅周辺の大型店舗に買い物に出て行ってしまうのでは無いかという心配がある。その対策をどう考えているのか教えて欲しい。
A2 佐久平アクセス道路の整備は、市民の佐久平への利便性が高まることになりますが、同時に佐久平から小諸への利便性も向上することになります。そして、道路ができることによる民間投資も期待できますので、市南部地域を中心とした企業・店舗誘致や住環境整備などによる活性化が期待できます。さらには、小諸市内には佐久平にはない特徴的な店舗や古いまち並みがあり、歴史的な施設や豊かな自然環境を持つ多くのスポットがありますので、佐久平からの誘客を一層図ることが対策につながると考えています。
Q3 能登半島の地震があったが、小諸市の防災対策についてお聞きしたい。生活道路が土砂崩れで遮断され、孤立集落となった際にはどの様に対応が考えられているのか具体的な事を教えて欲しい。
A3 災害による道路の寸断等により集落が孤立することは大変深刻な課題だと認識しています。対策としましては物資の分散備蓄と内容の充実、民間との災害時協定によるドローン等の活用検討を進めてまいります。
Q4 小学校再編で、川辺地区から通うにはかなり遠くなるが、通学する子どもたちの支援はどう考えているのかを教えて欲しい。
A4 バス通学の必要性は承知していますので、運行経路・便数・時間・乗車方法・バスの大きさなど、他の地区も含め検討を重ね決定していきます。
Q5 学校再編について、千曲小学校跡地利用など、統合した後にどう計画しているのか教えて欲しい。
A5 用途廃止施設の活用・処分に関する運用ガイドラインに沿って、地域・市民とのコミュニケーションを図りながら有効活用策を検討して参ります。
Q6 大里地区は小諸市の中でも坂がキツイ。平なところは人が集まりやすいが、坂の地域は集まりづらい。結果的に他よりも高齢化も進んでいる。坂のキツイ地域のこれからをどう考えているのか教えて欲しい。
A6 大里地区に限らず超高齢社会はますます進展していくものと考えます。大切なことは、高齢者になっても社会の中で活躍する場があり、生きがいを感じながら、皆が健康で自分らしく人生を全うできる社会を創っていくことだと考えます。高齢になるということは誰もが通る避けられない道であり、決して悪いことではありません。高齢者が敬われ大切にされ、安心して暮らせる環境整備を進めてまいります。
Q7 住み良さランキングにも繋がる防犯について、防犯カメラの設置、通学路の安全確保も絡めて考えて欲しい。地下道の防犯カメラ設置については特にお願いしたい。加増・諸・水明小学校の辺りの地下道をお願いしたい。
A7 子どもたちの安全確保のうえで防犯カメラの設置は、犯罪抑止、早期解決による被害軽減等、大きな効果があると認識しています。優先度の高い場所から順次設置するよう警察、施設管理者等と連携しながら推進してまいります。
外部からの侵入防止対策として、3月までに、防犯カメラを小中学校に合計36台、保育園に合計23台設置しました。また、私立幼稚園・私立保育園の多くで防犯カメラが設置されています。
⑥「協働・行政経営」
Q1 小諸市のふるさと納税につてどれぐらいの反響があるのか教えて欲しい。
A1 令和5年度はふるさと納税の額が4億円を超え過去最高を更新し、大変ありがたく感じています。ふるさと納税は、市の自主財源の確保はもとより、市内からの返礼品の調達という面で、地域産業の振興にも大きく寄与するものと捉えています。ふるさと納税の返礼品を足掛かりに、反響が広がり、売り上げが向上したというケースも多くあります。
Q2 甲乙丙の住所表記について、分かり辛いので分かりやすい名称に変更して欲しい。
A2 多くの皆さんが不便、不都合を感じているという声が多く出てくれば、あらためて住所表示の改定を検討します。これまでも、甲乙丁丙の住所表記が分かりずらいことから、住所表示の改定を計画的に行ってきており、現在は一旦、改定作業は終了としております。
Q3 市長がコモロンのきぐるみを着て小諸をPRしていたのが非常に反響あったが、次の企画はなにか考えているのか教えて欲しい。
A3 PR動画等の情報発信は重要であるので今後も積極的にまた、戦略的に進めていきたいと考えています。
小諸市のPR動画につきましては、「小諸がアツいシリーズ」の後、水木一郎さんの「アニキと旅する信州小諸シリーズ」など数々のシリーズや単品を作成してきました。最近はふるさとCM大賞への応募作品が連続で入賞したり、さらにインバウンドの誘客を狙った動画を作成しているところです。「小諸がアツいシリーズ」の反響が大きかったせいか以降の作品のメディアへの露出が少ないように感じています。
Q4 ガソリンが高く20円ぐらい上がっているが、この物価高騰に対する補助は考えているのか教えて欲しい。
A4 ガソリン代高騰や物価高騰に対する補助を自治体毎に対応することは大変厳しいと感じています。これは、全国的な問題であり、市町村毎の対処療法では根本的な解決になりませんので国策として対応していただくよう、さまざまな機会を通じて国に要望してまいります。
Q5 若者の投票率、政治への興味についてご意見を聞きたい。
A5 残念ながら若者の投票率、また、政治への興味は高いとは言えません。政治に対する期待の低さ、あるいは失望感が大きな原因の一つであると考えます。私たち政治家が将来にわたって若者が希望の持てる政治を行うことと合わせて、主権者教育にもこれまで以上に力を入れていく必要があると考えます。
Q6 若い世代はこういった集会に来ない、デジタル化を進めて参加しやすい環境を整備しくことも検討していただきたい。
A6 小諸市におきましては、自治体DXを推進するために組織機構改革により令和4年度に「DX推進係」を新設しました。ご指摘のとおり、若者の市政参加のためにデジタル化などの環境整備は重要ですので、技術革新の進展や費用対効果を勘案しながら積極的に進めてまいります。
Q7 市長の三選禁止と退職金半額返還について、どう思うか教えて欲しい。
A7 市長三選禁止、退職金半額ともに反対です。
まず「市長三選禁止」につきましては、市長は選挙公約を掲げ当選する以上は、有権者との約束を果たすまで続けるという責任と覚悟をもって出馬するべきであると考えます。そのうえで、評価・判断は有権者に委ねるということだと考えます。 また、市長職を全うするには全身全霊をかたむける必要があると認識しています。「退職金半額」は、耳障りは良いが、将来、市長を目指す若者のモチベーションのためにも、